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トップメッセージ

信頼し合える関係、感謝し合える関係

難削材加工への挑戦

 工場見学にいらした皆さんは、とにかく大きくて長い製品と機械に驚かれます。10メートルを超える材料がバリバリと削られ、また重さ数トンの製品がごろんと置いてあるわけですから。従業員30名余りの鉄工所の先入観とは随分かけ離れているのでしょう。

 そんな工場で近年特に目立つのは、インコネルや二相ステンレスに代表にされる難削材です。非常に手こずる材料ですが、当社のベテラン職人は事もなげに削ってしまいます。もちろん試行錯誤しているのでしょうが、私には簡単そうに見えるんです。困難なことをクールにこなすところが格好良いですね。

 日本の製造業は大変厳しい状況ですが、国内で生き残るための鍵は、「誰も難しくて手を出さない、他の誰にも真似のできない加工、難しい加工に挑戦すること」だと考えています。まさに「オンリーワン&ニッチトップ戦略」の実践です。

代表取締役 中川  博

代表取締役 中 川 博 (なかがわ・ひろし)
昭和19年 石川県金沢市生まれ
昭和43年 代表就任

[会社理念]
人間尊重の精神に基づき、技術を練磨するとともに、人間性を高め会社の繁栄と社員の幸福をもたらして、社会に貢献する。

長尺へのこだわり

創業当時の中川鉄工所

 私の家系は手先が器用だったようで、先祖は加賀藩の御用鍛治職人でした。百万石・金沢のシンボルで重要文化財に指定されている石川門には、今も江戸時代に作られた金具が残っています。

 しかし、私は手先を使う仕事がからっきし駄目。ものづくりには向いていないと諦めていたのですが、大学を卒業して間もない昭和43年、父が癌であることを宣告されたことを機に、家業である鉄工所を継ぐ決心をしました。23歳のときです。闘病生活に入った父は、翌年亡くなるまでの間、私に経営者としての心得を時を惜しんで伝えてくれました。また、私は全くの素人だったので、将来の方向性を示しておく必要があると心配したのでしょう。父は、長さ4メートルの長尺旋盤導入を私に勧めました。当時の会社規模としては相当思い切った投資です。ただ、長尺志向は以前からあったようで、工作機械の親ネジ等、高度な職人技が必要とされる「細くて長い精密加工」が看板商品だったそうです。しかし当時の設備では長さ2.5メートルが限界だった訳ですから、その倍近い加工への挑戦は、当社の将来を方向付ける決断だったと思います。得意分野を伸ばし、人が手を出さない困難な道に果敢に挑むという考えは、当社の気風なのでしょう。

 今では北陸3県はもとより、国内に於いても「長尺加工と言えば中川!」と言ってもらえるまでになりました。今年で社長業45年目になりますが、父の遺言とも言えるチャレンジ精神は、私の心の拠り所です。

創業100年に向けて

現在の中川鉄工所外観

 2020年、当社は創業100周年を迎えます。会社存続の秘訣は何かと聞かれることもありますが、人との信頼関係を大切にし、正直で真面目な商売をしてきたことが一番ですね。

 私は、裏の裏を読むという器用な交渉は出来ません。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、曲ったこと、理不尽なことが大嫌いで、相手が偉い人でもどんどんぶつかっていきます。絶対にサラリーマンとして働くことは無理でしょうね。しかし、正直に真面目にお付き合いすることで築き上げた信頼関係が当社を支え、本当に苦しいとき親身になってくれる人が現れたのだと思います。この考えは、お客様との関係だけでなく、社員との間でも同じです。隠しごとをせず、表裏のない関係を築きたいですね。

 また、企業規模の拡大も大切ですが、私は中身で勝負したい。少数精鋭の技術者集団が理想です。日本の製造業がぶち当たっている変化をチャンスと捉え、頭を絞って知恵を出し、確かな技術力でこの苦境を乗り越えたいです。そのためにも、20代、30代の若者にしっかりと育って欲しいと強く願っています。今、現場を引っ張ってくれているベテランは、頑固な職人肌の先輩を見て育った世代です。今度は若い彼らがベテランの姿を見て、反発しながらも成長し、新しい歴史を作る番だと思っています。

信頼と感謝

 世間の風潮は、何でもまずお客さんのため、、、が建前ですが、私の考えは全く逆。まずは仕事がきちんとできて、仕事を通じて成長し、身の回りのことがしっかり出来なければ駄目。それなくして社会に貢献できるわけがないという考えです。

 また、人に感謝する心がなくなったら終わりです。私自身も公民館長を始め様々な役を勤めさせて頂きました。従業員の皆さんにも、まずは自分の成長、そして家庭を守って欲しいですが、余裕ができたら身内や地域のお世話をするなど、ぜひ社会貢献をしてもらいたいですね。

 最後に、もし父が多くの財産を残してくれていたとしても、周りの人達から感謝され信頼されていなかったら、今の私がここに居ることは絶対にないでしょう、、、。あと何年社長という仕事が出来るか分かりませんが、私も後継者に一番残したいと思うのは信用です。人に信用され、信頼し合える関係、感謝し合える関係を築くことが、人にとっても企業にとっても一番大事なことですから。

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