久々の工場視察研修で、福井県にある(株)エイチアンドエフ様と(株)日本ピーエス様に行ってきました。

まずはじめに、当社のお客様のお客様である(株)日本ピーエス様を見学させて頂きました。こちらの会社は、敦賀にある、コンクリートの橋をつくっている会社です。今回、装置メーカー様のご協力もあり、私たちが作った長尺部品が、どのように使われているのかを実際に見せて頂くことが出来ました！

こちらの工場では「緊張装置」と呼ばれる装置を使ってワイヤーを引っ張り、そこにコンクリートを流して床板を作っているとのこと。出来上がった床板を建設現場まで運び、どんどん繋げて橋や高速道路の床を作っていくとのことでした。私たちの仕事が最終的に橋や高速道路という形になって、みんなの生活に繋がっているんだと思うとなんだかうれしくなりました。

工場内にある「橋のミュージアム」では、コンクリート橋の歴史、材料、工法、技術などについて、模型などを使って分かりやすく紹介されていました。また、PC鋼板の上でジャンプして、コンクリートがしなることを体感出来たりと、楽しい見学となりました。

お昼は越前市で、福井名物の越前おろしそばとソースカツ丼を頂き、次の見学先、あわら市にある(株)エイチアンドエフ様に向かいました。

(株)エイチアンドエフ様は、自動車向けの大型プレス機等をつくっている会社です。お取引はもう何十年にも渡り続いています。まず、業況や事業内容等についてご説明して頂き、その後、工場を二か所見学させて頂きました。大型プレス機は、サイズが非常に大きいため、工場ではいくつかのパーツに分けて組み立てられていました。一つ一つのパーツが巨大なため、最終的にプレス機を組むのは現地とのこと。長尺・大型部品を見慣れている私ですが、その大きさと重量感には圧倒されてしまいました。「ここに御社で作った〇〇が取り付くんですよ」と一つ一つ、丁寧にご説明して頂きました。いつも加工している長尺部品が、巨大な装置の一部となって、その役割をしっかりと果たしていっているんだと感じました。大型プレス機が動いている所は見れなかったですが、私たちも部品メーカーとして、責任をもって良い製品を納めなければいけないと改めて感じる見学となりました。

今回の工場視察研修を通して、ものづくりってそれぞれ専門的でやっぱり面白いなと再認識することが出来ました。ご協力頂いた皆さまに感謝申し上げます。

私たちも長尺・大型部品メーカーとして探究と挑戦を続けていきたいと思います。